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円柱さしは、高さや太さの異なる円柱が10本入っている木製のブロックを4種類使用する教材です。
1.太さが同じで高さが10段階に変化する(1次元変化)
2.高さが同じで太さが10段階に変化する(2次元変化)
3.高さも太さも10段階に変化する(3次元変化)
4.太さは3.と同様に変化するが、高さは3.と逆に変化する(3次元変化)
各円柱は決まった穴にしかピッタリ入らないように設計されています。
円柱さしの狙いは、視覚を通して【次元の変化を感覚的に理解すること】ですが、実はそれ以外にも、書くことへの準備や算数教育への準備といった狙いもあります。
円柱さしのつまみは親指、人差し指、中指を使って持つため、それが鉛筆の持ち方へと繋がっていきます。
つまみを持って円柱をブロックに何度も出し入れする操作は指や手先の運動にもなり、細やかな動きのできる器用な手先へと育てていきます。
また、各ブロックは10本の円柱で構成されていることから、数学の基本となる十進法に触れ、10という量が一つのまとまりであることを潜在的に感じることができます。
【3. まとめ 】
円柱さしは、モンテッソーリ教育における重要な教材の一つです。
視覚を通して次元の変化を感覚的に理解するという主目的以外にも、鉛筆の持ち方のベースを作りあげ、手先の細やかな動きを鍛えるとともに、数学的な十進法の感覚に触れることができます。
各円柱は決まったところにしか入らない、という教具の特徴から間違えて異なる穴に入れてしまった場合には物理的に入らないorぶかぶかになるので、それが間違いであることを視覚的に教具が知らせてくれます。円柱を様々な穴に何度も入れてトライ&エラーを繰り返していくことで、最後にはやっと全てが穴に収まった達成感を味わうことができます。それは成功体験として子どもの中に積み重なり、自信、挑戦、試行錯誤といった、今後の人生においても重要な要素を身につけることができます。