モンテッソーリを取入れる際は、正しい環境意識が必要です

世のわんぱくキッズをお持ちの親御さんたちは日々、実に様々な玩具で子どもの注意を引いています。
(はい、その殆どが実を結びませんね。知っています。)

・ぐずりそうなとき
・お腹が空いたとき
・何となく泣いちゃおうかなってとき、、、

手を替え品を替え、たとえ一抹の自尊心を捨てて捻り出した変顔を旦那に見られようと、

子どもの泣き顔は見たくないものですよね。



そんなこんなで先日、うちのピーターパン(1歳半)が、

まるで俗世を断ち、あらゆる煩悩を滅却するため一心不乱に読経をあげる修行僧かの如く

ティッシュを一心不乱で抜き出すという事件がありました。

何を言ってもやめてくれませんし、

ティッシュを取上げようなら絶叫を通り越しもはや咆哮でした。


さてこの謎の「集中現象」

私が「さぁ、ティッシュを好きなだけ出していいよ」とティッシュを与えたわけではありません。

いつもなら一瞥もくれない高級抗菌ローションティッシュ”スコッティ”に
今日なぜかハマったのです。

ある特定の時期だけ、ある特定の物に対して異常に集中していたこと、
あなたのご家庭のピータパンでもありませんでしたか？
 

私がたとえ先月時点でティッシュをあげ与えたとしても
ティッシュに興味を示さない(敏感期でない)のであれば、何枚ティッシュを与えても、

一ミリも見向きもせず別のおもちゃで遊んでいたと思います。

では反対に、「敏感期」にいる子どもは、

ティッシュを隠しても、執念深く見つけ出してきて、うちの子のように夢中になって抜き出しているでしょう。



子どもがいま何に対して「敏感期」なのかを知り、

心ゆくまで練習できる教具を準備してあげること。

そういった「環境」を整えてあげることが、

子どもたちの自分で自分を育てる力「自己教育力」を存分に生かすポイントであり、

モンテッソーリ教育が目指す、子どもの関わり方なのです。