モンテッソーリ必須教具の紹介シリーズ
#1 ピンクタワー の魅力と効果について
モンテッソーリ教育において、
必須教具の一つであるピンクタワーは、子どもたちの自己成長に大きく貢献する教材の一つです。
この記事では、ピンクタワーの魅力と効果について詳しく解説していきます。
【1. ピンクタワーの概要】
ピンクタワーは、直感的な理解と、精密な観察力を養うことができる教材です。
ピンクタワーは、ピンク色の立方体ブロックを10個使用し、
ブロックのサイズは、1cm×1cm×1cmから10cm×10cm×10cmまで1cmずつ大きくなります。
【2. ピンクタワーが育む能力】
ピンクタワーのおしごとを通して、子どもたちが身につけることのできる能力には、以下のようなものがあります。
・直感力
ピンクタワーのおしごとでは、10個のブロックの大きさの違いを正確に認識することが必要です。
子どもたちは、視覚情報を通じてブロックの大きさやサイズの変化を直感的に理解することができるようになります。
・集中力
ピンクタワーのおしごとでは、正確にブロックを重ねるために集中力が必要です。
崩れないように積み重ねていく作業では全体のバランスを見ながらも指先に集中することが求められます。
・秩序感
ピンクタワーは、ブロックを小さい方から順に積み上げることで完成します。
子どもたちは、ピンクタワーのおしごとを通して、大小関係や序列の概念を肌感覚として身につけることができます。
・空間認識力
ピンクタワーは、立体的な三次元構造を持っています。
ピンクタワーが完成したら様々な角度から観察することで物体の空間的な関係を理解する力を養います。
【3. 最終的な狙い】
ピンクタワーは、子どもたちが自己学習力を養っていくための助けとなる重要な教具です。
子どもたちは、自分で立体を準備し、積み重ね、並べ替え、気が済むまで楽しんだら自分で片付けることでおしごとを終えます。
これにより、子どもたちは自分で教具を取り扱い、コントロールし、成功体験を積み重ねることで自信をつけます。
「できた!もっとやりたい!面白い!」といった感情を刺激し、今後の人生で最も重要な【学びへの欲求】、すなわち自己学習力を鍛えていきます。
以上のように、ピンクタワーは、子どもたちが自己学習と探求を促すための重要な教具であり、
モンテッソーリ教育の基本的な原則を体現しています。